無鉛圧電セラミックスを用いたインクジェットヘッドの開発
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概要
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無鉛圧電セラミックスは,環境保全意識の高まりを受けて研究開発が活発に行われている。とくに,ニオブ酸アルカリ系無鉛圧電セラミックスは,これまで代替が難しいとされていたアクチュエータなどのハイパワー応用分野で,チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系に迫る圧電特性を実現できる可能性があることが広く知られるようになり,材料開発,電子デバイスへの応用に関する研究報告が増えている。本稿では,無鉛圧電セラミックスの研究開発の現状を述べ,ニオブ酸アルカリ系無鉛圧電セラミックスを用いた電子デバイスの例として産業用インクジェットヘッドの開発状況について紹介する。
- Japan Society of Colour Materialの論文