金ナノロッド二量体の形成とその表面増強ラマン散乱活性
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概要
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側面同士が連結した金ナノロッド二量体をヘキサデシルアンモニウムブロミド(CTAB)二分子層を1-へキシルアミンでリガンド置換することによって形成させた。1-へキシルアミン添加により金ナノロッドは徐々に凝集し,それは金ナノロッドの縦の局在表面プラズモン(LSPR)バンドがブルーシフトすることから確かめられた。1-ヘキシルアミンの添加後約4時間で二量体がおもに生成することがわかった。金ナノロッド二量体存在下でのローダミン6G(R6G)分子のラマン散乱は金ナノロッドなしのR6G水溶液および金ナノロッド単量体存在下と比較して50倍および15倍の増強を示した。
- Japan Society of Colour Materialの論文