輸血関連急性肺障害(傷害)
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概要
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輸血関連急性肺障害(傷害)は重篤な非溶血性輸血副作用のひとつである。認知度の低さゆえ,これまでアレルギー性の副作用や輸血による心不全のための肺水腫,他の原因による急性肺障害(傷害)とされてきた可能性がある。しかし,最近の三次救急施設における輸血関連急性肺障害(傷害)の発生状況を見ると,決してこれまで考えられてきたほど頻度の低いものではないかもしれない。いつ起こるかわからないacute respiratory distress syndrome(ARDS)/acute lung injury(ALI)に比べれば輸血後に起こる副作用であり,注意して見ていれば早期の診断・治療の開始に結びつく可能性があり,患者の安全性を考える上で臨床上重要な病態である。発症機序や頻度に関しては徐々に明らかになってきており,本稿では最新の知見も含めた現在の状況について概説した。
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一般社団法人 日本集中治療医学会 | 論文
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