経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)を行った頭頸部癌患者の検討
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概要
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当科では,口腔・咽頭を照射野に含む頭頸部癌化学放射線療法(CRT;chemoradiotherapy)症例に対する支持療法として積極的に経皮内視鏡的胃瘻造設術 (PEG;Percutaneous Endoscopic Gastrostomy)を行っている。今回我々は,2003年1月から2009年12月までの7年間にPEGを行った,235例について検討を行った。当院におけるPEG施行数は年々増加しており,全307例中235例(76%)を頭頸科症例が占めていた。頭頸科におけるPEGの目的は,CRTの支持が152例と6割以上を占め,これらにおける胃瘻の使用率は74%であった。しかしながら原発部位によってその使用率は異なり喉頭癌症例での使用率は44%と他部位に比し有意に低く,抜去時期も8割以上が1年以内と最短であった。このことから,必ずしもCRT全例にPEGが必要ではなく,症例毎の検討が今後重要であると考えられた。
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