頚部郭清術における副神経機能再建について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
副神経切除の後遺症であるshoulder syndromeは頸部郭清術後患者のQOLを大きく低下させるものである。平成11年から16年までの間に市立室蘭総合病院にて全頸部郭清術を施行した43例を対象として,肩関節機能を評価した。自覚症状,他覚所見,肩関節外転角度のいずれにおいても副神経温存群(25例)では切除非再建群(11例)に比して有意に良好であった。副神経再吻合・神経移植群(4例)では温存群と同等の機能回復が得られた。副神経の中枢断端での吻合が困難であった3症例に対して,頸神経と副神経の間の神経移植を試みたところ,比較的良好な結果が得られた。
- 日本頭頸部癌学会の論文
日本頭頸部癌学会 | 論文
- 口腔白板症に対する緑茶カテキンの治療効果に関する臨床的検討
- SUPERSELECTIVE ARTERIAL INFUSION AND CONCOMITANT RADIOTHERAPY FOR ADVANCED HEAD AND NECK CANCER
- MICROVASCULAR SURGERY IN HEAD AND NECK SURGERY
- タイトル無し
- タイトル無し