慢性片頭痛の治療
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概要
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今年,日本神経学会,日本頭痛学会から慢性頭痛の診療ガイドライン2013が出版され,あらたに「慢性片頭痛はどのように治療するか」というCQが設けられた.2010年にバルプロ酸(VPA)が片頭痛治療に保険適用が追加になり,プロプラノロール,アミトリプチリン,ベラパミルも続き片頭痛治療は躍進した.エビデンスのある慢性片頭痛の薬物治療には,VPA,トピラマート(TPM),レベチラセタム,ガバペンチン,アミトリプチリン,チザニジンが挙げられる.わが国では,VPA,TPM(保険適用なし),アミトリプチリンが考えられ,今までの経験を考慮してロメリジンも挙げられる.ただし片頭痛予防薬としてのVPAは妊娠女性には禁忌である.
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日本神経学会 | 論文
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