エンドトキシン吸着療法が奏功した肺炎球菌性髄膜炎の1例
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概要
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症例は61歳男性である.発熱・意識障害で発症後急速にdisseminated intravascular coagulation(DIC)や全身性炎症反応症候群systemic inflammatory response syndrome(SIRS)を呈し重篤な状態となった肺炎球菌性髄膜炎.エンドトキシン吸着療法(polymyxin B-immobilized fiber therapy; PMX)後,臨床症状は著明に改善し軽微な後遺症を残すのみで救命しえた.また髄液中サイトカイン(IL-1, IL-2, TNF-α)の値が減少した.
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日本神経学会 | 論文
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