Education Program 6 臨床神経学での磁気刺激法
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概要
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磁気刺激法が開発されて20年以上経過し,臨床神経学の場面で様々に応用されている.単発刺激は臨床検査としてもちいられており,反復刺激はその長時間持続する効果から治療応用が期待されている.臨床検査でもっとも一般的なのは中枢運動伝導時間(CMCT)の測定であるが,ここでは脳幹磁気刺激法,小脳磁気刺激法の有用性についても述べる.将来の治療法として反復刺激の研究が進んでいるが,ここではサルで判明している反復刺激の効果と,本邦の大規模調査で示されたパーキンソン病患者に対する反復刺激の有効性について解説する.更に,今後の治療応用が期待される新しい反復刺激法(QPS)についても触れる.
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