パーキンソン病における`123´I‐MIBG心筋シンチグラフィと起立負荷試験の関連性
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概要
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パーキンソン病(PD)において,123I-MIBG心筋シンチグラフィ(MIBG心筋シンチ)と心血管系の自律神経機能との関連を明らかにするため,PD患者50例と対照19例においてMIBG心筋シンチと起立負荷試験をおこなった.MIBG心筋シンチの心筋/上縦隔比(H/M比)と血漿ノルアドレナリン基礎値の間に弱い相関がみられたが(早期像r=0.35,後期像r=0.29),%NA, ΔBP, ΔHRと相関はみられなかった.H/M比は交感神経機能の基礎活動を反映する可能性が示唆される.しかし,起立による心血管系の反応性との関連は明らかでない.
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