Longitudinally extensive spinal cord lesionを呈した神経ベーチェット病の1例
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概要
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症例は56歳男性である.ベーチェット病(NBD)の経過中に不全対麻痺と尿閉をともなった脊髄炎を発症し,脊髄MRIでlongitudinally extensive spinal cord lesion(LESCL)をみとめた.髄液検査では単核球優位の軽度の細胞増多と蛋白上昇をみとめた.NBDの診断にてステロイド療法を施行し,臨床症状とLESCLはすみやかに改善した.LESCLを生じる疾患の鑑別の一つとして神経ベーチェット病は重要である.
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