プロパンおよびプロピレンの空気,窒素および酸素に対する拡散係数
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概要
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プロパン(C<SUB>3</SUB>H<SUB>8</SUB>) およプロピレン(C<SUB>3</SUB>H<SUB>6</SUB>) の空気、窒素および酸素に対する拡散係数を、温度範囲303~453 K において大気圧下でTaylor 分散法を用いて測定した。プロパン、プロピレンとも、空気を窒素または酸素で置き換えても拡散係数の値には事実上差が生じないことがわかった。また、プロピレンの拡散係数はプロパンに比べて系統的に3% 程度大きい。測定結果は、D/ cm2s−1 = A(T /K)B の形の相関式で再現することができる。ここで、Dは101.325 kPa (1 atm) における拡散係数、Tは絶対温度である。係数AおよびBの値は、プロパン-(空気、窒素、酸素) 系に対してはA= 4.65×10−6、B= 1.77、プロピレン-(空気、窒素、酸素) 系に対してはA= 5.08×10−6、B= 1.76である。
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