熱拡散率標準物質の開発に関する研究
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概要
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アルミナ焼結体リファセラムAL1の均質性、安定性を評価し、熱拡散率測定用標準物質としての条件を十分に備えた材料であることを確認した。評価されたリファセラムAL1の板材から直径10mm、厚さ2mm及び3mmの2枚の円板状試料を切り出し、レーザーフラッシュ法により室温~1000Kの温度範囲で熱拡散率を精密測定した。測定された熱拡散率の相対不確かさを「計測における不確かさの表現のガイド(GUM)」に従って評価し、標準偏差の2倍に対応する相対拡張不確かさ5.60%で熱拡散率の標準値を決定した。
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