インクマーカー「カッターでのシートエッジマーキング装置」
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
カッターに於ける枚数管理方法には,チケット挿入方式とインクマーキング方式の2つがある。両方式共に,改善すべき課題はあるが,日本では,チケットを挿入する方式が普及している。断裁されたシート間にチケットを挿入する方式に対し,インクマーキング方式は,チケットが製品に混入するトラブルが無く経済性も高い,反面インク汚れと共に制御が複雑な上にマーキング位置が断裁速度の増減に伴い移動する欠点があった。<BR>弊社は,長年に渡りインクマーカーシステムを主流として採用し,操業を通じてその改良に努めて来た。2000年以降,タイマー・カウンター方式からシーケンサー制御にシフトし,その後,本報で紹介するスタンドアローン型のインクマーキングシステムの開発に成功し実用化した。<BR>他の制御装置とのインターフェースを最小限に止め,独自の演算技術により,カッターの増減速時にも,設定したマーキング位置に正確にマーキングするシステムの開発に成功し,社内に留まらず,多くの製紙メーカーに採用戴き高い評価を受けるまでになった。<BR>本報では,その開発の経緯と技術の概要を報告する。
- 紙パルプ技術協会の論文
紙パルプ技術協会 | 論文
- 塗工紙の含有水分と圧縮挙動
- 紙の内部散乱光特性の評価
- 抄紙坪量プロファイル調整装置(特開平8-176988)
- 水分計を利用した塗工量測定 (第18回紙パルプ計装技術発表会特集)
- 地球温暖化対策-20世紀後半異常社会からの脱却