省エネルギー型段古紙処理システムの設計
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概要
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弊社製紙研究所の原質テストプラントにおける平成10年頃までのカスタマートライアルは,大規模設備案件以外は機器単体での性能試験や単一プロセスのシミュレーションが主であった。しかし,近年では板紙・洋紙共に使用原料の変更や性状変化に伴う品質改善や生産効率の改善と生産コスト削減,並びにユーザーからの改善要請内容等をメインにした検証テストが主流となっており,品質については粘着系異物や黒チリ・白チリ系異物など微細領域が対象となることも多く,機器単体の能力を最大限に活用したシステムにおける技術的対応が益々強くなっている。<BR>今後も,ユーザーの品質要求は留まる事を知らないであろうし,古紙原料の再生の難しさは強まると予想される。<BR>常に環境変化に対応できる技術強化を図る必要があり,ポストリサイクル60を進展させるためにも,是非協力していきたい考えである。<BR>今報では省エネルギーと品質向上の両立という点に焦点をあて,弊社の段古紙処理システム構築のコンセプトを紹介する。
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