進化するMES,その歴史と将来
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概要
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MES(Manufacturing Execution System)とは,工場における生産管理レベル(生産システム基幹系)と各工程での設備・機器レベルとの中間に位置する製造現場での情報システムである。具体的な機能としては,作業指示作成から実績データ収集,品質管理,文書管理,設備保全管理などが挙げられる。本稿では,まず,そのMESの変遷について,紙パルプ工場内で構築されてきた実施例をプロコン時代のシステムからミルワイドシステム思想を取り入れたシステムまで説明する。<BR>また,MESの最新技術の紹介として,アプリケーションソフトを開発・構築する方法としてWebアプリケーション技術を取り上げる。この技術の特長として,(1) OS等のプラットフォームに依存しないMES機能のアプリケーションソフトを構築することで,極力,アプリソフトの作り直しを低減し,長期にわたって使用することができる,(2) クライアントPCのメンテナンスの簡素化が可能,等を示す。<BR>最後に将来の姿として,RF―IDによる現品管理の確立,アプリケーション構築の面からSOA(Service Oriented Architecture)について言及する。
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