プレミネント(配合剤中のヒドロクロロチアジド)による光線性白斑黒皮症の1例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
75歳,女性。高血圧症に対する治療として,ニューロタン<SUP>®</SUP>(ロサルタンカリウム)からプレミネント<SUP>®</SUP>(ロサルタンカリウム/ヒドロクロロチアジド)に変更したところ,その1ヵ月後より露光部にそう痒を伴う紅斑が出現,ステロイド外用治療を行ったが紅斑は持続し,その後同部位に色素沈着,色素脱失を伴ってきた。UVAのMED低下を認め,プレミネント<SUP>®</SUP>内服中止によりMEDは回復した。プレミネント<SUP>®</SUP>中のヒドロクロロチアジドによる光線性白斑黒皮症と診断した。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
- 症例 Toxic Epidermal Necrolysis(TEN)型皮疹を呈したDrug-Induced Hypersensitivity Syndrome(DIHS)の1例
- Hydrocortisone17-Butyrate外用剤(Locoid)の使用経験--とくに弗素化ステロイド長期外用例について
- 多彩な皮膚病変を呈した慢性GVHDの1例
- Lupus Erythematosus Profundus に伴って筋の線維化を認めた1例
- 尿素外用剤塗布後の快適性に関する調査