再燃時に血管炎と運動神経麻痺を併発した帯状疱疹の高齢女性例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
再燃時に血管炎と運動神経障害(筋力低下と歩行障害)を併発した帯状疱疹例を報告した。患者は初診の2週間前に帯状疱疹で松波病院に入院し,抗ウイルス剤点滴と抗ウイルス剤外用にて皮疹軽快し,退院した数日後より同一罹患部位に一致して列序性の紫斑を来たしたので当科に初診した。列序性紫斑部位からの皮膚生検の結果,表皮壊死を伴った血管炎と診断した。帯状疱疹の再燃時に生じた血管炎は稀と考えられた。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
- 症例 Toxic Epidermal Necrolysis(TEN)型皮疹を呈したDrug-Induced Hypersensitivity Syndrome(DIHS)の1例
- Hydrocortisone17-Butyrate外用剤(Locoid)の使用経験--とくに弗素化ステロイド長期外用例について
- 多彩な皮膚病変を呈した慢性GVHDの1例
- Lupus Erythematosus Profundus に伴って筋の線維化を認めた1例
- 尿素外用剤塗布後の快適性に関する調査