サイトメガロウイルス感染症にて増悪した皮膚筋炎の1例
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概要
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80歳,女性。当院受診の1ヵ月前より全身倦怠感を認め,上胸部に多型皮膚萎縮,前胸部,腰部にそう痒を伴う浮腫性の紅斑が出現した。前胸部からの皮膚生検,大腿部MRI所見,血液検査所見より皮膚筋炎と診断した。ステロイド内服治療を開始し症状,検査値ともに軽快を示すもサイトメガロウイルス感染症を併発し皮膚筋炎症状の再燃,検査値の悪化を認めた。ステロイドを同量内服継続し,ガンシクロビル点滴を行うことで皮膚筋炎症状の軽快,検査値の改善を認めた。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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