肩甲骨上部に発生したAtypical Lipomatous Tumorの1例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
55歳,男性。13年前,右肩甲骨上部の外傷性骨化性筋炎を摘出した。10年後,同部位に皮下腫瘤が再発し,摘出したが1年7ヵ月後,再度同部位に皮下腫瘤が出現した。間葉系良性腫瘍を想定して一部筋膜を含めて摘出術を施行した。組織学的に成熟脂肪細胞と線維性結合組織の混在からなる腫瘍で線維性結合組織には異型を呈する細胞を混じ,一部にlipoblast様細胞を認めた。これらの所見および臨床経過よりatypical lipomatous tumorと診断した。術後6ヵ月経過したが局所再発を認めない。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
- 症例 Toxic Epidermal Necrolysis(TEN)型皮疹を呈したDrug-Induced Hypersensitivity Syndrome(DIHS)の1例
- Hydrocortisone17-Butyrate外用剤(Locoid)の使用経験--とくに弗素化ステロイド長期外用例について
- 多彩な皮膚病変を呈した慢性GVHDの1例
- Lupus Erythematosus Profundus に伴って筋の線維化を認めた1例
- 尿素外用剤塗布後の快適性に関する調査