局面型,皮下型皮膚サルコイド,結節性紅斑様皮疹がみられたサルコイドーシスの1例
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概要
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54歳,女性。4年前より両眼ぶどう膜炎,両側肺門リンパ節腫脹,血清ACE値上昇を認め,サルコイドーシスと診断されていた。3年前より両膝部に紅斑局面,両下腿に浸潤を触れる爪甲大の淡紅色斑が多発。3ヵ月前より左下腿に皮下結節が出現,組織所見はそれぞれ,真皮上層から中層,真皮中層から下層,脂肪織下層の類上皮細胞肉芽腫であり,局面型皮膚サルコイド,サルコイドーシスの結節性紅斑様皮疹,皮下型皮膚サルコイドと診断した。皮膚サルコイドの3重複はまれであるので報告するとともに,重複の意義について若干の考察を加えた。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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