Bullous Rheumatoid Neutrophilic Dermatosisの1例
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概要
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76歳,女性。慢性関節リウマチにて3年前よりメソトレキセート,プレドニゾロンによる治療中であったが,初診の4日前より痒みを伴う小水疱が体幹四肢に出現し,徐々に増数した。初診時,周囲に紅斑を伴う緊満性の小水疱が散在し,一部に膿疱も混在していた。血液検査所見上,炎症反応の高値とmonoclonal IgA gammopathyを認め,生検組織では表皮下の水疱形成と真皮上層の密な好中球浸潤がみられた。水疱内には好中球を認めた。Bullous rheumatoid neutrophilic dermatosisと診断した。DDS150mg/日にて治癒した。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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