3歳児の小型の先天性色素性母斑から生じた悪性黒色腫の1例
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概要
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3歳,女児。出生時より左側頭部に先天性色素性母斑があった。初診の6ヵ月前よりその中央が少しずつ盛り上がってきたため当科を受診した。左側頭部に2.5×2.1cmの茶褐色斑があり,その中央に1.2×1.0cmの茶褐色の結節が存在した。病理組織学的に悪性黒色腫と診断し,拡大切除した(tumour thickness 5.0mm,pT4N0M0,stage III A)。化学療法を施行したが,術後11ヵ月後に右肺野に転移が生じ,術後17ヵ月後に死亡した。
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日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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