発汗低下により診断されたHorner症候群の1例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
59歳の女性。初診の1年前から出現した右顔面,頚部の発汗低下を主訴に当科を受診した。縮瞳,眼瞼下垂を認め,発汗試験により顔面,頚部の右半分に無汗部分が見られた。頭部MRI,MRangiography,頚部MRI,CTにて明らかな異常は認められなかったが,瞳孔点眼試験の結果と合わせて,節前障害によるHorner症候群と診断した。原因は不明であった。本症候群は各科領域より過去10年間で213例の報告があるが,皮膚科領域では,後天性の症例としては最初の報告である。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
- 症例 Toxic Epidermal Necrolysis(TEN)型皮疹を呈したDrug-Induced Hypersensitivity Syndrome(DIHS)の1例
- Hydrocortisone17-Butyrate外用剤(Locoid)の使用経験--とくに弗素化ステロイド長期外用例について
- 多彩な皮膚病変を呈した慢性GVHDの1例
- Lupus Erythematosus Profundus に伴って筋の線維化を認めた1例
- 尿素外用剤塗布後の快適性に関する調査