マダニ刺症8例の検討
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概要
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2002年, 2003年の2年間に大分県で経験したマダニ刺症8例を報告した。受診時期は全例4月から7月に集中していた。刺症種はタカサゴキララマダニ5例 (雌成虫1, 若虫4), フタトゲチマダニ2例 (雌成虫1, 若虫1), タネガタマダニ1例 (雌成虫) であった。8例中, 自ら虫体の存在に気付いて受診したのは1例のみであった。春から夏にかけての好発時期には, 患者からの訴えがなくてもマダニ刺症を念頭においた注意深い診察が必要と思われた。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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