I型高脂血症を伴った小児発疹性黄色腫の1例
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概要
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10歳,女性。約3週間前から背部,臀部,四肢に軽度のそう痒を伴う黄褐色~淡紅色丘疹が多数出現した。血中トリグリセライド821mg/dl,カイロミクロン1628mg/dlと異常高値を示し,I型高脂血症と診断した。病理組織学的に真皮上中層に泡沫細胞の集塊を認めた。発疹性黄色腫と診断し,低脂肪食の指導と同時に高脂血症に対する薬物療法を開始したところ,1週後には皮疹は消退し始めた。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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