Angioimmunoblastic T Cell Lymphoma(AILD)の1例
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概要
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67歳,男性。1999年9月,発熱,全身性リンパ節腫脹,皮疹,高<I>γ</I>-グロブリン血症,肝脾腫等の臨床所見を呈して急激に発症した。病理組織学的に,皮膚には特異的な所見は認められないが,リンパ節は基本構造は完全に破壊され,小血管の樹枝状増生が著明にみられ,AILDに特異的な所見と判断した。浸潤リンパ球はT細胞の表面形質を有していたが,T細胞抗原受容体(TCR)遺伝子の再構成を認めなかった。臨床所見,病理組織学所見より,AILDと診断した。ステロイド大量療法,免疫抑制剤療法が行われたが,腫瘍増大と肺炎を併発し,翌年1月に死亡した。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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