Keratosis Punctata Palmaris et Plantarisの2例
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概要
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症例1: 37歳の女性。21歳発症のSLEあり。数年前より両手掌,両足底に自覚症状のない米粒大の角化性丘疹が出現し,徐々に増加。症例2: 39歳の女性。1ヵ月前より両手掌,次いで両足底に自覚症状のない角化性丘疹が出現。2症例とも,病理組織学的に密に肥厚した角質塊があり,角質塊の底部表皮はU字型に下方に突出し,同部の表皮突起は内方に向かって延長していた。顆粒層の消失はない。家族に同症は認められなかった。2例ともkeratosis punctata palmaris et plantaris(KPPP)の典型例と考えられた。自験2例を加えた本邦報告例46例について合併症,遺伝関係,誘発因子,および病因論について若干の考察を加えて報告した。
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日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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