好酸球性筋膜炎の1例
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概要
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27歳,女性。1999年2月に両前腕と下腿の腫脹,手指関節の屈曲制限及び手背の硬化が出現。その後,両足関節,膝関節も屈曲時,異和感を認める様になった。採血にて末梢血好酸球数,血清アルドラーゼが高値を示した。病理組織学的には肥厚,線維化した筋膜にリンパ球,形質細胞を中心とした炎症細胞浸潤を認め好酸球も散見された。好酸球性筋膜炎と診断し,プレドニゾロン(以下PSLと略)内服にて速やかに臨床症状,検査値の改善を認め,内服終了後も症状の再燃を認めていない。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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