若年者男性にみられた中背部結節型黒色腫の1例 札幌医科大学皮膚科における過去10年間の悪性黒色腫の統計的観察:—札幌医科大学皮膚科における過去10年間の悪性黒色腫の統計的観察—
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概要
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21歳,男性。中背部右側に自覚症状を欠く11×7mmのドーム状に隆起する黒色結節を認め,単純切除術を施行。病理組織学的に結節型悪性黒色腫,tumor thickness 5.0mm, level 4であった。過去10年間に当院で経験した悪性黒色腫113例の統計では,結節型黒色腫(以下NM)は若年層男性の体幹に,表在拡大型(以下SSM)は若年層女性の下腿に発症率が高かった。又,足底,体幹の非露出部では他部位と比較して男性の発症が,一方顔面,四肢の露出部では女性の発症が多かった。
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日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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