Topical Hemotherapyが有効であった難治性皮膚潰よう
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概要
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77歳の女性。1981年より15年にわたり下腿潰瘍の出現消退を繰り返していた。入院後, 外用剤で治療したが潰瘍の新生を認め悪化傾向を示したため, ステロイド内服, 高圧酸素療法, PGE<SUB>1</SUB>製剤点滴静注を開始した。潰瘍の新生はなくなったが潰瘍部の肉芽形成遅延のため, topical hemotherapyを開始した。計7回施行し良好な肉芽形成が認められた。Topical hemotherapyの効用, 機序に関しては不明な点も多いが, 今後難治性潰瘍に対して試みるべき治療法のひとつと考えた。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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