イトラコナゾール内服に抵抗したスポロトリコーシス
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概要
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73歳の男性の右手背に生じた皮膚固定型スポロトリコーシスの1例を報告した。右手背に鶏卵大の紅色局面があり2ヵ所に指頭大の潰瘍を伴っていた。病理組織学的にPAS陽性の菌要素が認められ, 分離された菌の真菌学的所見から皮膚固定型スポロトリコーシスと診断した。イトラコナゾール(100mg/day)投与で一時軽快したが自己中止し再燃した。イトラコナゾール再投与は無効, ヨウ化カリウム(1g/day)4週間で瘢痕治癒し, 再発を認めない。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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