硬化性萎縮性苔せん様の病理組織学的変化を伴ったGeneralized Morphea
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概要
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80歳の男性。1996年4月頃に顔面を除く全身の皮膚硬化を主訴に鹿児島大学医学部皮膚科を受診した。また前胸部に多発する浮腫状の丘疹を伴っていた。丘疹部と硬化部の病理組織学的所見より, 前者において真皮上層部は硬化性萎縮性苔癬様所見, 真皮深部はmorpheaの所見, 一方, 後者はmorpheaと考えた。本症はmorpheaに硬化性萎縮性苔癬様の病理組織学的変化が加わったものと診断したが, 両者の関連について文献的検討も含め, 考察を加えた。
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日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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