ベーチェット病におけるIL‐8およびSODに関する検討
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概要
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ベーチェット病の成因に関してはまだ不明の点が多い。今回炎症に関するインターロイキン-8(IL-8)および活性酸素に関するスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)との関係について検討した。43例のベーチェット病患者および46名の健常人について血清中のIL-8およびSODを測定した。血清中のIL-8値に関してはベーチェット病患者では14.6±3pg/mlで, 健常人では10.8±3pg/mlであった。血清中のSOD値に関してはベーチェット病患者では13.1±3%で, 健常人では6.7±3%であった。これらはいずれも有意差があり, この結果はIL-8およびSODはベーチェット病の病態の形成および症状の再燃になんらかの影響を有することを示唆している。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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