Laugier‐Hunziker症候群
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概要
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76歳の女性。口腔粘膜全体に粗大網状の黒褐色色素斑, 舌に灰褐色色素斑, 全手指足趾に爪甲色素線条と指尖から指腹にかけての淡褐色斑が認められた。口唇粘膜の病理組織学的所見では粘膜上皮内のpigment blockade melanocyteと基底細胞層のメラニン色素の増加が認められたが, 基底層メラノサイト数の増加は認められなかった。自験例ではPeutz-Jeghers症候群やAddison病を示唆する所見はなく, その特徴的な皮膚症状からLaugier-Hunziker症候群と診断した。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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