ステロイド外用剤の主剤による接触皮膚炎 自験2例を含む本邦132例の検討:—自験2例を含む本邦132例の検討—
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概要
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ステロイド外用剤による接触皮膚炎については基剤あるいは配合剤によるものが多く, 主剤のステロイド剤によるものは稀と考えられていた。しかし近年ではステロイド剤そのものによる接触皮膚炎の報告が増加し, 本邦でも自験2例を含め132例の報告がみられる。そのうち95例は含有のステロイド剤によるパッチテスト(貼布試験)が陽性である。本稿ではブデソニド含有軟膏による接触皮膚炎の2例を報告し本邦報告例について検討した。さらにステロイド外用剤を薬効の強度と構造式の類似性(系列)の観点から区別した一覧表を作成した。
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日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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