出生時よりみられた足底のSolitary Angiokeratoma
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概要
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1歳11ヵ月男児。出生時, すでに左足底に単発の黒褐色斑が存在しており, その後しだいに拡大した。初診時, 8×6mmの扁平隆起性の黒褐色斑を認めた。臨床的に色素性母斑, 尋常性疣贅を疑って切除し, 組織学的に単発性被角血管腫と診断した。第VIII因子関連抗原は拡張した管腔の内皮細胞で陰性であった。自験例は本邦の報告例中最年少であり, 出生時より皮疹を認めたこと, さらに足底に発生した点でまれな例と考え, 本邦過去10年間の報告例とともに若干の文献的考察を加えて報告した。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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