B16メラノーマ坦癌マウスのDAV,IFN‐βおよびDAV・IFN‐β併用療法中の尿中5‐S‐Cysteinyldopaと5‐Hydroxy‐6‐Methoxyindole‐2‐Carboxylic Acidの変動について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
B16メラノーマ担癌マウスの尿中5-S-cysteinyldopa(5-S-CD)と5-hydroxy-6-methoxyindole-2-carboxylic acid(5H6MI2C)値の腫瘍増大との相関, およびDTIC, ACNU, vincristine(DAV)療法, interferon(IFN)-<I>β</I>療法やIFN-<I>β</I>·DAV併用療法の効果判定における上記両物質測定の有用性を明らかにする目的で実験をおこない, 以下のような結果を得た。1. 尿中5-S-CDと5H6MI2C値は腫瘍の増大とともに有意に上昇した。2. IFN-<I>β</I>·DNA併用群が最も延命効果があり, 次いでDAV群であり, IFN-<I>β</I>群では延命効果はなかった。3. 治療効果のないIFN-<I>β</I>群の尿中5-S-CDと5H6MI2C値は未治療群のそれと同様の挙動を示し, 治療効果があったIFN-<I>β</I>·DAV併用群とDAV群では増殖抑制がかかった時期に両値の上昇がなだらかになったことから, 尿中5-S-CDと5H6MI2C値の経時的測定が治療効果の判定に有用であると考えられた。4. 尿中5H6MI2Cは5-S-CD値に比し, 腫瘍接種早期に有意に上昇し, 後期ではDAV群を除いて腫瘍体積と相関して変動した。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
- 症例 Toxic Epidermal Necrolysis(TEN)型皮疹を呈したDrug-Induced Hypersensitivity Syndrome(DIHS)の1例
- Hydrocortisone17-Butyrate外用剤(Locoid)の使用経験--とくに弗素化ステロイド長期外用例について
- 多彩な皮膚病変を呈した慢性GVHDの1例
- Lupus Erythematosus Profundus に伴って筋の線維化を認めた1例
- 尿素外用剤塗布後の快適性に関する調査