キチン創傷保護材(ベスキチンW)の臨床検討(III) 神奈川県下多施設における臨床試験:—神奈川県下多施設における臨床試験—
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概要
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ベスキチンW<SUP>®</SUP>は創傷被覆保護材として, 多くの臨床応用がなされ, また, さまざまな動物実験により, その創傷治癒促進効果が明らかにされている。今回はこのベスキチンW<SUP>®</SUP>の特性をさらに明らかにし, 従来の創傷被覆保護材との違いや, ベスキチンW<SUP>®</SUP>の好適な適応を検討するため, 多施設による臨床試験を行った。その結果, ベスキチンW<SUP>®</SUP>は創面にしっかりと密着して止血を行い, 融解せずに創面を保護し, 治癒まで湿潤状態を保ち, 上皮化と共に乾燥する理想的な創傷被覆保護材であると考えられた。また, DDBの保護材としても治療初期に十分な注意を払えば使用可能であり, さまざまな創傷に対して, ファーストチョイスの材料であると考えられた。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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