Clobetasone 17‐Butyrate外用剤の湿疹・皮膚炎に対する臨床効果の検討
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概要
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長期間, 広範囲に使用することが出来, 顔面, 頸部, 間擦部などの外用に適したコルチコステロイドとして開発された酪酸クロベタゾン(クリーム, ローション)(岩城製薬株式会社提供)を用いて, 臨床効果試験を行つた。対象疾患には, アトピー性皮膚炎, 接触皮膚炎およびその他の急性湿疹を選んだ。クリーム(20例), ローション(20例)の何れも優れた有効率と有用率を示した。副作用は1例も認めなかつた。以上より酪酸クロベタゾンは臨床的に有用な薬剤であると同時に, 安全性の高いステロイド外用剤であると考えられた。
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日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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