伝染性単核球症の3例:
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
抗生物質投与後, 皮疹を生じた伝染性単核球症の3例を報告し, 文献的考察を行つた。<BR> 症例1: 21才女子。肝炎軽快後, 発熱があり, セファクロルを投与された。2日後, 全身に皮疹が出現し, 全身所々のリンパ節が腫脹してきた。<BR> 症例2: 7才男子。発熱があり, ピペラシリンナトリウムを投与された。その後, 全身に紫斑を混じた丘疹が多発し, 頚部, 腋窩リンパ節が腫脹してきた。<BR> 症例3(症例2の妹): 4才女子。発熱があり, セファトリジンプロピレングリコールを投与され, 全身に皮疹が拡大してきた。<BR> 本症は他のウイルス感染症, 悪性リンパ腫, 薬疹などとの鑑別が必要である。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
- 症例 Toxic Epidermal Necrolysis(TEN)型皮疹を呈したDrug-Induced Hypersensitivity Syndrome(DIHS)の1例
- Hydrocortisone17-Butyrate外用剤(Locoid)の使用経験--とくに弗素化ステロイド長期外用例について
- 多彩な皮膚病変を呈した慢性GVHDの1例
- Lupus Erythematosus Profundus に伴って筋の線維化を認めた1例
- 尿素外用剤塗布後の快適性に関する調査