タバコ縫合を加えたくりぬき法
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概要
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くりぬき法は顔面の良性の小腫瘍を皮疹に沿つて円形に切除し縫合せずにそのまま創の自然収縮閉鎖を待つて治癒させる方法であり, 色素性母斑にはとくに有効な方法である。本法の適応は小腫瘍の直径が7mm未満とされ, 7mm以上になると治癒期間が延長し瘢痕も顕著になる。そこで適応以上の大きさの腫瘍に対しても同様のくりぬき術を行ないその円形創を縮小するタバコ縫合を考案し, 臨床的に意義のある創の縮小効果を得た。自験例を報告し, 本法の手技について述べ臨床的適応について考察した。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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