ケトチフェンによる慢性蕁麻疹治療の試み
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概要
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慢性蕁麻疹患者20例に対し, ケトチフェンシロップを投与し, 有用性を検討した。その結果, 有効率90%(18/20), 副作用0%(0/20), 有用率90%(18/20)の成績が得られた。また, ケトチフェンシロップ投与終了後の再発の有無の観察では, 観察し得た14例中10例(71.4%)に再発をみなかつた。再発を抑制ないし軽減しうるという意味でケトチフェンは新しい形の蕁麻疹治療薬であり, 使用が勧められる薬剤と考えられた。
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日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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