Sugar and Povidone-Iodineによる褥瘡, 熱傷, 潰瘍の治療
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概要
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創傷, 熱傷および潰瘍の治療に保存療法として種々の外用剤が用いられているが効果的な外用剤はないと言つてもよいほどである。1981年Knutsonらはsugarとpovidone-iodineとを混合した製剤を難治性潰瘍に対して用い, 優れた治療効果が得られたと報告している。われわれはこの報告にしたがつてsugar/PI compound (白糖300g+イソジンゲル100g+イソジン液30ml)を用い, 1年半の間に(1982年7月∼1983年12月)褥瘡15例, 熱傷9例, 潰瘍9例, 挫滅創3例の治療を行つた。その結果, この方法は創部を乾燥させ, 感染を抑制し, 浮腫を軽減し, 肉芽形成を促進し, 表皮化をはやめるなどの効果を示した。また, この方法は(1)抗生物質の併用や植皮を節約できる, (2)治療期間が短縮される, (3)交換が容易であるなどの特徴を有する。本剤は創傷, 熱傷, 潰瘍などの治療において第一次選択薬となり得るほか, 従来の外用治療に抵抗し, 難治性となつた症例にも適用できると考える。
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