眼窩縁に生じた結節性黄色腫の1例
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概要
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68才女子。初診の2年半前, 左眼窩縁の皮下腫瘤に気づいたが放置するうち徐々に増大し右眼窩縁にも同様の腫瘤を触れるようになつた。組織学的に多数の泡沫細胞がみられたこと, および臨床像より結節性黄色腫と診断した。血清総コレステロール値およびトリグリセライド値はいずれも軽度に上昇し, 血清リポ蛋白のPAGディスク電気泳動像はIII型を示した。本症例は他に眼瞼黄色腫を伴つていたが, 結節性黄色腫の好発部位である肘頭, 膝蓋, 臀部などには皮疹がまつたく認められなかつた。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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