慢性蕁麻疹のH<SUB>1</SUB>およびH<SUB>2</SUB>型抗ヒスタミン剤併用療法:
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概要
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慢性蕁麻疹の患者13名に, H<SUB>1</SUB>型抗ヒスタミン剤(hydroxyzine)とH<SUB>2</SUB>型抗ヒスタミン剤(cimetidine)を単独投与ないし併用投与し, 膨疹出現時間, そう痒の程度, 膨疹の出現範囲, 膨疹の大きさにつき比較検討した。膨疹出現時間, そう痒の程度, 膨疹の出現範囲については, H<SUB>1</SUB>·H<SUB>2</SUB>型抗ヒスタミン剤併用療法が, 各々単独使用に優つていたが, 個々の膨疹の大きさについては差がみられなかつた。また, 自覚的には, 13例の患者のうち, 12例で併用療法が良い結果をもたらした。以上H<SUB>1</SUB>·H<SUB>2</SUB>型抗ヒスタミン剤併用療法は慢性蕁麻疹の治療に有効であると判断した。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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