外用コルチコステロイド経皮吸収による副腎皮質機能抑制の検討:—0.1% Diflucortolone Valerate軟膏単純塗布の場合—
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概要
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各種皮膚疾患患者5例に0.1% diflucortolone valerate軟膏を10∼40g/day単純塗布し, 血清11-OHCS値, 尿中17-OHCS値, 末梢循環好酸球数および血糖値を測定した。血清11-OHCS値は10g/day塗布2例で変化なく, 30g/day塗布2例で軽度の低下傾向がみられ, 40g/day塗布1例で明らかに低下した。0.1% diflucortolone valerate軟膏は臨床効果に比較して, 副腎皮質機能抑制の軽いコルチコステロイド剤と考えられた。
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日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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