Apocrine Cystadenoma
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
42才男子の眉間にみられた被覆表皮が常色の皮下結節(直径3mm)について報告した。組織学的に, 真皮内に大小さまざまな嚢胞がみられた。嚢胞壁の内面は一部内腔に向かつて乳頭腫状に突出していた。壁細胞は2層ないし3層の細胞からなり, 内側の細胞はいわゆる"decapitation secretion"の所見を示し, PAS陽性, ジアスターゼ抵抗性顆粒を有していた。臨床所見および組織学的所見からapocrine cystadenomaと診断した。臨床的に色調の変化を有していなかつた点が他の多くの本邦報告例と異なつていた。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
- 症例 Toxic Epidermal Necrolysis(TEN)型皮疹を呈したDrug-Induced Hypersensitivity Syndrome(DIHS)の1例
- Hydrocortisone17-Butyrate外用剤(Locoid)の使用経験--とくに弗素化ステロイド長期外用例について
- 多彩な皮膚病変を呈した慢性GVHDの1例
- Lupus Erythematosus Profundus に伴って筋の線維化を認めた1例
- 尿素外用剤塗布後の快適性に関する調査