長期鼻腔栄養患者にみられた腸性肢端皮膚炎様皮疹
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概要
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38才男子の頭部外傷例, 19才男子の頸損例に鼻腔栄養の長期施行後, 腸性肢端皮膚炎様皮疹が生じた。2例ともに血清亜鉛埴は正常であつたが, 症例2(頸損例)では硫酸亜鉛投与により, 脱毛, 爪, 皮疹の著明な改善がみられた。長期にわたる鼻腔栄養により, 亜鉛の不足, 脂質の質的, 量的不足など低栄養下における異常代謝が本症発症の一因と考えられる。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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