各種血管性紫斑病における皮膚毛細血管抵抗
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概要
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血管性紫斑病について毛細血管抵抗, 出血時間, 血小板数などの検査成績を対照群と比較した。また, Rumpel-Leede法による毛細血管抵抗について検討した。対照群(非紫斑病患者)では30才以上で30%にRumpel-Leede法陽性を示した。単純性紫斑, 女子深在性紫斑, 機械的紫斑では, 疾患相互に検査成績に差はみられず, また同年令層の対照群と比べても差は認められなかつた。AngiodermatitisではRumpel-Leede法陽性例が多いが, 好発年令が高年令者層にあるためと思われる。また, 血小板数は一部の症例を除き正常範囲にあり, 出血時間の病的な延長をみた例はなく, 本症は血管障害性の変化によるものと考えられる。
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日本皮膚科学会西部支部 | 論文
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