頸部経路にて治癒し得た深頸部膿瘍に併発した縦隔膿瘍の2例
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概要
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外科的排膿が必要な深頸部膿瘍に縦隔膿瘍を併発した症例に,頸部経路による深頸部·縦隔膿瘍排膿術を先行させ良好な経過を辿った2症例を呈示した。56歳男性。深頸部膿瘍に対して膿瘍切開排膿術施行するも,縦隔膿瘍を併発した。頸部経路による縦隔膿瘍ドレナージを施行し経過良好であった。70歳女性。咽頭後隙から縦隔まで連続する膿瘍腔を認め,頸部経路による排膿術を施行し,経過良好であった。膿瘍が比較的限局しており,ガス像がなく,壊死組織が少ないなど,症例を限定すれば,頸部経路による頸部·縦隔膿瘍排膿術を先行させる治療は非常に有用と考えられた。
- 特定非営利活動法人 日本気管食道科学会の論文
特定非営利活動法人 日本気管食道科学会 | 論文
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